わたしたちの本社は和歌山県広川町に所在し、西に東濱口家、東に稲むらの火の館(防災センター)があります。東濱口家といえばヒゲタ醤油、西濱口家といえばヤマサ醤油、広川町は醤油発祥の地でもあるのです!”稲むらの火”の話は、安政の大地震が起きた際、濱口梧陵が財産であった稲束に火をつけ、村人が高台まで逃げる道を照らし多くの人命を救ったというものです。ゆったりと流れる時間の中に歴史が感じられるまち、広川町です。
それでは、本社主屋の中をのぞいてみましょう☆
主屋は桁行7間、梁間6間、下屋庇をめぐらせた厨子(ツシ)2階の建築。正面に並ぶ柱は六角名栗です。六角形といえば、ハニカム構造を思い出しますね(笑)
玄関入るとすぐ事務所です。
少し進んで天井を見上げると…
太~~い梁(MAX9寸、他 4寸5分)
※釘は1本も使ってないですよ!
土間から上がるホールは、小屋裏まで吹き抜けの大空間
こちら応接室になります。
背景絵画、どこかで見たことありませんか^^ 杜若図…
応接室のとっっても狭い階段を上がると、天井がアーチ状の二階へ
現在、二階は書庫に使用していますが、昔はここで寝泊りしていたそう!
弊社は代々山林・肥料・石灰製造などの事業を行い、戦時中には海運業も手がけました。主屋や隠居の一部は本社事務所として使用していますが、改変が少なく建築時の姿をよく残しているとの評価をいただきました。洗練されたホールの意匠や形式手法、機械製材が見られない点から主屋は明治後期の建設と考えられ、登録有形文化財に指定されました。
※和歌山県建築士会様が撮影してくださった写真・資料も使用させていただいています。
日本文化を感じる建物で、わたしたちといっしょに働いてみませんか?^^ 営業さん募集中です!
それでは、本社紹介Part1.はこの辺で。。次回、Part2.をおたのしみに♪
2022年12月14日