新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさまにとって飛躍の、幸せあふれる1年になりますように///
能登半島地震により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
☆新春スペシャル ~~辰と箏~~
今月は、いつもいけばなを飾っている前に、箏(こと)を置いてみました。※もちろん私が練習で弾くのですが!笑
2024年は辰年。干支の辰と箏がどんな関係あるの?と思われたかもしれませんが、実は、箏は龍に見立てられます。
演奏する先端の(椅子を置いている)方を龍頭(りゅうとう)、反対側を龍尾(りゅうび)といいます。※もっと他にも、細かく各部名称がついています。
楽器は桐の木で、裏側には音穴(いんけつ)と呼ばれる穴が空いています。この穴のおかげで、絃の振動が胴へ伝わり、音が響く仕組みです。
箏の代表曲といえば、初詣で神社に行くと流れている”春の海”(箏・尺八二重奏)ですね。今の新春の時期にぴったりな宮城道雄先生作曲の名曲です。瀬戸内海をイメージして作られていて、私も大変思い出のある曲です。あと、”さくら”もお聴きになったことのある方は多いのではないでしょうか。
絃は、昔は絹糸だったためよく切れたようですが、今はプラスチック性の糸で切れることはほぼありません。一般的な箏は13本絃が張られており、柱(じ)を動かして調弦します。
他にも、ベース用の箏である十七絃、現代曲を演奏するために作られた二十絃・二十五絃など、色々と開発されています。
箏の楽譜は縦譜で、13本のうち、1から10までは漢数字で、11・12・13は斗・為・巾で表されます。巾が最も演奏者側で、一から巾にいくにつれて高音になります。楽譜の見方も、五線譜とはまた違って面白いですよ。
箏は外観も音色も実に美しい楽器ですが、龍に例えられるとなかなか凛々しいですね笑
いつか演奏もお届けできればと思います♪
それでは、箏の紹介は一旦ここまでにし、あらためて2024年の辰年がパワフルな一年になりますように!Best wishes.
2024年1月4日