先日、ATCホールで開催されたシーフードショーに行ってまいりました。日本各地の水産・食品会社様などが参加されていて、大変活気のある展示会でした。寿司職人実演ステージや海産物の試食もあり、参加者や来場者が楽しめる工夫が至る所になされていて、私自身もとても楽しめました!※私のお昼ご飯も試食(ふぐの唐揚げ・サーモン食べ比べetc.)でした(笑)
そのような中、MELというラベルに出会いました。みなさん、既にご存知でしょうか?
MEL(Marine Eco-Label Japan)は日本発の水産エコラベル認証制度で、FAO(国際連合食糧農業機関)のガイドラインを受けて2007年につくられ、国際的に認められるよう2016年に現在の仕組みに作り変えられました。その結果、2019年に世界で9番目(アジア初)にGSSIに承認され、国際的に認められたスキームとなりました。漁業認証、養殖認証、流通・加工段階認証がそろっていて、どこかで途切れたらMELマークの付いた魚は売られません。昨年11月、青森県漁協連合会がホタテガイ垂下式養殖でMEL認証(Ver.2.0)をとったということをMEL協議会の方から教えて頂きました。青森県のホタテ養殖には当社のポンプを長年使用して下さっていて、誇らしい気持ちです^^ 【Introduction case】 | サービスマニュアルカテゴリー | 中央工業株式会社 (chuowakayama.co.jp) にて、導入事例として紹介させて頂いています。
他に養殖認証で当社と強く関連があるのは、広島県の牡蠣、愛媛県のクロマグロ、鹿児島県のブリなど!2023年1月27日地点で、MEL認証件数は207件(漁業:22件、養殖業:60件、CoC:125件)にのぼります。
MELのロゴマークが付いた水産物を買うだけで、SDGsの目標「14 海の豊かさを守ろう」「12 つくる責任 つかう責任」の達成に貢献することができるといえますね。14・12は、まさに当社も掲げている目標です!
しかし、目標「14 海の豊かさを守ろう」の日本の達成度は、全17目標中最も低く深刻な課題とされています。
廃漁網をリサイクルし、作業着にするプロジェクトに取り組んでおられる企業様にも出会いました。海洋プラスチック問題をよく耳にしますが、ごみはプラスチックだけではありません。わたしたち中央工業にできることは、消耗部品さえ交換して頂けば長持ちする丈夫な機械、すなわち、ごみをできるだけ出さない、持続可能な機械を作ることです。そうすることで、間接的にではありますが、「豊かな多様性に富んだ日本の海を守る」ことに貢献していきたいと、改めて強く思いました。
人間社会も海もDiversityが求められる時代ですね☆
2023年3月12日