2月はあっという間でした。昨年12月頃は暖冬でなかなか寒くならないのかと思いきや、今年に入り青森県 酸ヶ湯では5m超の積雪(観測史上2番目)を記録するなど、厳しい冬となりました。温暖な和歌山でも少し積もった日がありました。ようやく少し暖かくなり、3月スタートですね。
先月、今年で3回目となるシーフードショー大阪に行ってまいりました。当社ポンプを使用してくださっている企業様や、Instagramでフォローしてくださっている牡蠣養殖業者様にもお会いできました。

色々なブースがある中、パプアニューギニアの海産物(メインは海老)を展示しているブースが目を引いたので訪問。パプアニューギニアは海のイメージがあまりなかったのですが、改めて地図を見るとしっかり海に囲まれています。かつお・まぐろの漁獲量は世界全体の約15%を占めており、日本をはじめ様々な国から漁船が操業に来ている国とのこと。流れる時間が他のブースよりゆったりとしていて、ひさしぶりに異文化にも触れ新鮮でした。
そして、これまでで最も、今まで獲れていた魚種が各地で獲れなくなってきたのを実感させられる展示会でした。例えば三重県の場合、今回はアイゴの活用プロジェクトで共同出展されていました(昨年は伊勢海老・牡蠣など三重を想起させるブランドの出展だったような…)。※温暖な海域に生息するアイゴは、近年温暖化による海水温上昇で北上しており、越冬できた集団は、藻類を一気に食い散らかしてしまい磯焼けの原因になるとされているそうです。アイゴが急増しているのは、おそらく日本で三重県だけではないはず…
ほか、青森県八戸市の企業さんの場合、イカ(八戸が水揚げ日本一)ではなく金目鯛の加工品の展示。当社が大きく関係する、青森県のホタテの加工会社さんも、一袋75gだったのが30gになってしまったと話されていました。
全体的に、◯◯県と聞いてパッと思い浮かぶ名産の展示ではなくなってきている印象を受けました。しかし、厳しい状況を受け入れながら何とか水産業界を盛り上げていこうという気運も感じられました。すぐに温暖化や海の環境を改善できるものでもないですし、当社が直接的にできることも多くはないかもしれませんが、地道に「使い捨てではない、長持ちポンプ」として第一次産業に貢献していきたいと思っております。
それでは今月もどうぞよろしくお願いいたします^^
2025年3月2日